〈民間学童保育〉
地域貢献を目的に異業種から学童に参入
わずか開設3ヶ月で定員・単月黒字化を達成
松新開発株式会社 かちがわの杜 代表取締役社長 山本 隆一 氏
【成功事例レポート】学童保育新規開設後、3ヶ月で「単月黒字化」「募集定員キャンセル待ち」「利用会員数80名」になった理由とは!?
【概要】
開校:2017年 4月
本社所在地:愛知県春日井市
生徒数:80名
愛知県春日井市で絶大な支持を得ている民間学童保育。地域貢献を目的に異業種から学童に参入、わずか開設3ヶ月で定員・単月黒字化を達成した。
一般的なただ預かることを目的とした学童保育ではなく、様々な習い事をワンストップで受けられる “教育付き学童”を実現。さらに社会で通用する人材育成を目指し“非認知能力”の教育に日々、力を入れている。その理念が地域に受け入れられ、開校時約100組の保護者が説明会に参加し、開校3ヶ月で定員・単月黒字化を実現し、初年度で年商2000万円、2年目で年商4000万円を予定している。
開校:2017年 4月
本社所在地:愛知県春日井市
生徒数:80名
愛知県春日井市で絶大な支持を得ている民間学童保育。地域貢献を目的に異業種から学童に参入、わずか開設3ヶ月で定員・単月黒字化を達成した。
一般的なただ預かることを目的とした学童保育ではなく、様々な習い事をワンストップで受けられる “教育付き学童”を実現。さらに社会で通用する人材育成を目指し“非認知能力”の教育に日々、力を入れている。その理念が地域に受け入れられ、開校時約100組の保護者が説明会に参加し、開校3ヶ月で定員・単月黒字化を実現し、初年度で年商2000万円、2年目で年商4000万円を予定している。
【船井総合研究所との関わり】
Before
時代の変化とともにカルチャースクールの利用者数が減少していき、同時に収支面も悪化していく中で、新たな業態へのシフトが課題でした。
子どもを対象とした事業はこれまで行っておりませんでしたが、地域において「待機児童」「小学1年生の壁」が課題となっており、その解消を考えた際に「学童保育」が候補となりました。しかし、子ども向けの事業は、初めてのことでしたので、とあるコンサルティング会社と共に進めていくことに決まりました。上記パートナー会社と準備を進めていく中で、コンセプトや実現したいモデルは明確になりましたが、一向に具体的に形になる様子や提案等がなく、不安を抱くようになりました。
丁度そんな時に船井総研から学童保育に関するにダイレクトメールが届きました。
Action
学童保育は一般的な習い事とは異なり、10~11月に募集を行う必要があることがわかり、すぐに相談を行い、学童保育開設に向けてサポートを受けることとなりました。説明会実施まで2ヶ月程度しかない中で「コンセプトの見直し」「コンテンツの決定」「人材採用」「募集計画」などすべてを決めていく必要がありました。
そこで急いで、そこで、学童保育を立ち上げるにあたり船井総研のコンサルタントと「どのような学童保育」をつくるのかを入念に再検討しました。
船井総研のコンサルタントの協力や助言を仰ぎながら、我々の考え、思いを実現できる学童保育を作るための、
●コンセプトの決定
●保護者のニーズの調査
●コンテンツやプログラムの検討
●月謝や利用時間の設定
●教材やカリキュラムの選定
●協力業者の選定
を行いました。
After
集客はポスティング・校門前配布など約2万枚の実施を行い、最終的に約100組のご家庭に参加していただきました。
初めは、「このコンセプトや商品が地域に必要とされるだろうか?」「公設学童に比べると3倍近くする金額にクレームはないだろうか?」など、様々な不安はありましたが、参加者からは「このようなモデルを求めていた」など嬉しい感想ばかりでした。
初年度は生徒の安全管理面や教育品質の維持向上を考え、定員を20名に設定をしておりましたが、
4月に18名、6月には20名の会員数を達成しました。
また上記に加えて、習い事のみの「スクール生」として通う子どもたちも増加したため、6月ごろには延べ80名程度の利用者数となり、単月黒字に転じました。単月黒字化までは1年程度かかるかと思っていたので、ホッとしたのを覚えています。
また、教育面においてコンセプトである「社会で活躍できる人材育成」のために「杜の時間」という非認知能力を高めるための独自の取組みを始めました。
こちらがプログラムを用意するのではなく、子どもたちが自発的に課題に取組み「好奇心」「コミュニケーション」「リーダーシップ」など社会に出てから必要な力を養うことを目的としまいます。また、「失敗してもどんどん挑戦してほしい」という願いから、学童内での合言葉はナイスチャレンジとしました。
このような取組みが地域に受け入れられたからか、夏休みの新規利用も10名近くの方に希望していただきました。2年目からは、より良い教育を実現するために学童保育の料金を値上げしましたが、新規生も予定通りの20名近く入会し、ほぼ定員通りとなりました。
【1.地域貢献実現のために「カルチャースクール」から「学童保育」へ】
松新開発は地域貢献を理念にテナント業を中心に「カルチャースクール」「家事代行サービス」「高齢者支援サービス」「フィットネスクラブ」等を運営しておりました。
しかし、時代の変化とともにカルチャースクールの利用者数が減少していき、同時に収支面も悪化していく中で、新たな業態へのシフトが課題でした。
子どもを対象とした事業はこれまで行っておりませんでしたが、地域において「待機児童」「小学1年生の壁」が課題となっており、その解消を考えた際に「学童保育」が候補となりました。しかし、子ども向けの事業は、初めてのことでしたので、とあるコンサルティング会社と共に進めていくことに決まりました。
上記パートナー会社と準備を進めていく中で、コンセプトや実現したいモデルは明確になりましたが、一向に具体的に形になる様子や提案等がなく、不安を抱くようになりました。
丁度そんな時に船井総研から学童保育に関するにダイレクトメールが届きました。
【2.船井総研との出会い】
そのダイレクトメールをきっかけに、2016年7月に開催されていたセミナーに参加を行いました。
学童保育は一般的な習い事とは異なり、10~11月に募集を行う必要があることがわかり、すぐに相談を行い、学童保育開設に向けてサポートを受けることとなりました。説明会実施まで2ヶ月程度しかない中で「コンセプトの見直し」「コンテンツの決定」「人材採用」「募集計画」などすべてを決めていく必要がありました。
そこで急いで、そこで、学童保育を立ち上げるにあたり船井総研のコンサルタントと「どのような学童保育」をつくるのかを入念に再検討しました。
船井総研のコンサルタントの協力や助言を仰ぎながら、我々の考え、思いを実現できる学童保育を作るための、
コンセプトの決定
保護者のニーズの調査
コンテンツやプログラムの検討
月謝や利用時間の設定
教材やカリキュラムの選定
協力業者の選定
を行いました。
例えば月謝や利用時間などの設定においても、収益性や利用者の利便性などをより向上させるために「スクール生としての受け入れ」の提案をいただきました。それは「週4、5日のお預かり」だけでなく、「習い事(そろばん教室やプログラミング教室など)」単体としても生徒を受け入れを行うことで「学童保育+α」の収益も確保できるシステムに致しました。
そして説明会の準備などにおいても船井総研のコンサルタントのサポートを受けながらパンフレットや説明のスライド、ホームページなども作成し、より保護者の方に魅力を感じていただけるように進めていきました。
【3.立上げ成功!説明会約100組の募集 3ヶ月で定員・黒字化を実現】
2016年11月に何とか説明会を開催することができました。
集客はポスティング・校門前配布など約2万枚の実施を行い、最終的に約100組のご家庭に参加していただきました。
初めは、「このコンセプトや商品が地域に必要とされるだろうか?」「公設学童に比べると3倍近くする金額にクレームはないだろうか?」など、様々な不安はありましたが、参加者からは「このようなモデルを求めていた」など嬉しい感想ばかりでした
初年度は生徒の安全管理面や教育品質の維持向上を考え、定員を20名に設定をしておりましたが、
4月に18名、6月には20名の会員数を達成しました。
また上記に加えて、習い事のみの「スクール生」として通う子どもたちも増加したため、6月ごろには延べ80名程度の利用者数となり、単月黒字に転じました。単月黒字化までは1年程度かかるかと思っていたので、ホッとしたのを覚えています。
また、教育面においてコンセプトである「社会で活躍できる人材育成」のために「杜の時間」という非認知能力を高めるための独自の取組みを始めました。
こちらがプログラムを用意するのではなく、子どもたちが自発的に課題に取組み「好奇心」「コミュニケーション」「リーダーシップ」など社会に出てから必要な力を養うことを目的としまいます。また、「失敗してもどんどん挑戦してほしい」という願いから、学童内での合言葉はナイスチャレンジとしました。
このような取組みが地域に受け入れられたからか、夏休みの新規利用も10名近くの方に希望していただきました。
2年目からは、より良い教育を実現するために学童保育の料金を値上げしましたが、新規生も予定通りの20名近く入会し、ほぼ定員通りとなりました。
【4.真の教育付き学童保育へ】
初めは、小学生低学年が中心の子ども向けの事業ということで不安の方が大きかったですが、今では本当に学童保育に挑戦してよかったと感じています。
もちろん、すべてが上手くいっている訳ではありませんが、子ども達の成長、それに伴った職員の成長を感じることができる日々です。
子ども達の成長といった観点でいうと一般的な習い事では実現の難しい「非認知能力」の育成ができる学童保育は私のやりたいことにピッタリでした。
【5.今後について】
今後については、より子ども達の可能性を広げるためにも「杜の時間」をより充実させ、地域貢献を図っていきたいと思います。
また、経営面においてもシェア拡大、習い事の充実等を図り、売上・利益率共に高め、子ども達の教育や職員に還元していきたいと考えております。
具体的には2年目初頭で延べ人数が120名で年商は4000万円を予定しております。
また、3年目に教室の改築を行い学童生徒60名と満員になると年商もさらに約1000万上積みされる予定です。
そしてその後は今、通ってくれている生徒の今後の受け皿としての「学習塾事業」や、他のエリアへの拠点展開も視野に入れております。
このように弊社では今後もより一層教育事業への取り組みを進めてまいりたいと考えています。
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