3年先か、それとも10年・20年先まで見通しているか?

2011年10月20日配信

カテゴリ:
経営戦略 時流

先日、ダンススクール向けセミナーの東京会場が開催されました。
そのセミナーの中で冒頭や最後のまとめでも繰り返しお話させていただいたのは、
「過去や現在の業績の安定さ、業績の好調さは未来を保証するものではない!」
という厳しい現実です。

近年のキッズダンス業界などは特にそうなのですが、一時的に”ブーム”で市場が急成長している業界においては、わずか数年で市場は縮小に向かうことになります。

また、現代の日本社会のように人口減少が続き、さらに少子高齢化も加速し、社会構造が大きく変化するのであれば、企業経営においてもそれ相応の変化・進化が必要となります。

私もスクール業界の経営コンサルタントを始めて10年以上が経過しましたが、この10年でも各企業の栄枯盛衰、業界のブームと市場縮小の変化の激しさには驚くべきものがありました。これは経営コンサルタントとして、様々な業界に携わっているからこそ、実感できる感覚だともいえます。

3年~5年経営を維持するのであれば、現状の延長線上で経営をしていても大丈夫かもしれませんが、20年、30年先まで持続できる企業をつくるとなると、経営戦略において発想を多角的にしていかなければなりません。

これから3年間の事業計画については、現在の業績や自社の経営資源、さらには今後数年の時流予測に基づく「現在からの延長線上」の数値プランになります。
しかし、さらにその先の20年、30年先となると、日本社会自体が今後どう変化していくのか?そのときに自社において確実に必要となる資源・資産は何なのか?などを考えて、「長期的な」経営戦略を組み上げていくことになります。

未来まで存続できる企業になるために必要な資源の一例としては、・環境の変化に耐えられるだけの年商規模(1億円以上が望ましい)と利益額・地域内の優秀な人材が集まりやすい企業イメージと採用システム

・ある程度の業界の移動や環境の変化に適応できる優秀な人材
・確実に売上を確保できる外部環境に左右されない安定ビジネス
・地域内の実力派・安心企業であるという企業ブランド
・幅広い世代の顧客名簿

あくまで一例ですが、上記のような目に見える・目に見えない資源が必要となります。

次の日曜日に東京で開催される10月23日の「3億円企業のつくり方セミナー」は、単なる年商3億円という意味ではなく、20年、30年先まで存続できる会社づくりがひとつの裏テーマでもあります。

企業の長期安定成長を望む経営者様、今後事業承継をされる二代目経営者様に、ぜひともご参加いただけたらと思っております。

今後、日本社会・日本経済は大きく変化していきます。
その変化の中で生き残れる強い会社作りをこころがけていただけたらと思います。

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