3つの時流変化と5つのマーケティング施策
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- 時流 集客・マーケティング
先日、船井総研の社内会議の席において、弊社執行役員の菅原が、今後の時流とその時流変化に合わせたマーケティング施策について「3つの時流変化と5つのマーケティング施策」というテーマで非常にわかりやすく説明をしていました。
その内容はスクール業界においても「絶対に意識しなければならないこと」「既に未来を見据えた多くの企業では着手が始まっていること」がたくさん含まれていましたので、皆さんにも簡単にご紹介したいと思います。
日本の経済社会を取り巻く環境は、3つの大きな避けられない流れが存在し、この3つが従来の経営スタイルを根本から崩すことにつながっています。その3つの時流の変化とは次の3つをいいます。
1.マーケットの縮小(少子化というよりも生産年齢人口自体の減少のイン
パクトが大きい)
→子供人口が減少するだけでなく、今後は20代~30代の人口数も大きく
減少していく
2.低所得層の拡大・デフレマーケット
3.新しいモノが売れない中でのアフターマーケットの成長
つまりは、人口自体が減少し、所得は低下、新しいモノが売れない環境になるわけですから、従来の日本におけるビジネスのセオリーであった、「新規客をドンドン集め、売る」という大原則がそのものが通用しなくなってくる時代が訪れようとしているということです。
これは、スクールビジネスにおいても同様です。特にスクールビジネスのように「一度習ったら、もう二度と習う必要はない」分野においては、上記は死活問題にもなります。
そこで、この流れの中でも事業継続可能な企業体づくりのために、今後重要となる対応策が「5つのマーケティング」となるわけです。
1.コミュニティマーケティング
2.一人勝ちマーケティング
3.スライドマーケティング
4.0化マーケティング
5.アフターマーケティング
上記の5つの施策は、私どもの関係先の企業様においては、その企業の戦略や環境に合わせて5つの内のいくつかの導入をおススメしています。スクール経営サポート倶楽部の会員様や顧問コンサルティング中の企業様は、目の前の様々な施策が上記のいずれかに該当していることに気づかれるかもしれませんね
菅原の言葉をかりると、どの業種においても、既に上記の流れを読み取り、いち早く5つのマーケティング施策に取り組んでいる企業は非常に業績が好調だそうですが、これはスクール業界においても同様ですね。
スクール業界においては、自分たちの業界や市場の安定への過信が強いことが多く、ライフサイクルの変遷や時流の変化に敏感でない経営者様が多いように思います。
過去、スクール業界においても、時流の大きな変化の波の中で、業界最大手企業が経営破綻をしたという事実を真摯に受け止めて、「時流の変化」と「それに対応するマーケティング施策」を意識していただければと思います。
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