2018年からのスクール経営で意識すべきこと

2017年11月21日配信

1)英語教育改革とその対応法

まず第1回目でふれたいのは「大学入試改革・英語教育改革」についてです。
最も目立つ改革が「大学入試の英語評価」になっています。
これにより英語の民間資格の活用がほぼ確定しておりますので、
一気に従来の受験勉強のための英語だけでなく、英語資格のニーズが高まっています。

これに伴い、英会話スクール市場は成長し、
さらには英会話スクールにおける資格対策コースなども人気になっています。
また学習塾業界においても英検対策や英会話スクール事業の開業などで対応を進めています。

現状、英語教育改革に関する市場の変化は主に上記のような形で、
徐々に進行しており、「英会話」「資格」対策を軸に動いています。
しかし、2018年以降の英語関連の市場の変化は、
より大きな変革を必要とするようになると思われます。

最も大きなテーマは従来の英会話業界の主流である
「週1回 1時間程度のレッスン」という学習スタイルが、
今後も支持されるかどうかという点でしょう。

私の予測としては、もう上記のレッスンスタイルの市場規模は
徐々に縮小していくと思っています。
特に所得層が高い顧客において、その傾向は顕著になっていくでしょう。
一方で「より確実に成果が出る」レッスンスタイル(長時間、預かり、家庭学習管理など)の
ニーズが高まり、そちらに市場が奪われていくと思われます。

目先の英会話市場の成長に気を良くして、次の時代への対応を間違えると、
一気に市場から淘汰されていく危険性があることを知っておきましょう。

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