音楽教室・楽器店企業必見 2026年生徒募集に向け必ず押さえていただきたい3つのポイント
いつもお読みいただきありがとうございます。
船井総合研究所の伊藤でございます。
昨年実績割れの音楽教室がほとんど!?
多くの楽器店、音楽教室企業におかれましては、
この春「またか。。」と肩を落とす結果となった企業様が多いのではないかと思います。
この4月~5月、楽器店企業様 数十社(生徒数 1000名~5000名の地域1.2番手の音楽教室)からお話を伺いましたが、ほとんどの教室が「昨年割れ」の募集結果となったそうです。
これまでの生徒募集のセオリーを疑うこと
ところで、多くの楽器店企業は「年少~年長」を対象とした幼児モデルの集客を得意とされており、言い方を換えると、”幼児におけるシェアは地域No.1″という企業様が多いのではないでしょうか。
ただやはり、地方や郊外都市をはじめ、商圏内の子ども(特に幼児の)人口は減少しており、またその減少率も年々上がってきているのが現状です。
また、幼児教育という市場での競争環境も激化している一方で、各家庭が習い事に求める成果(費用対効果)への目線もシビアになってきています。
つまりこのまま、今と同じターゲットに対して、同じような募集方法で、同じような商品の打ち出し方で生徒募集を行い続けても、市場縮小のスピードに比例して自社の生徒(≒売上)も減り続けいくのは当然のことなのです。
生徒募集(楽器店であれば楽器販売も含め)において、またビジネスモデル・経営今こそ「改善」また「改革」が必要なタイミングです。
①「見込み客」は十分に集められていますか?
幼児の生徒数が減っている企業様とお話させていただく際、
私はまず初めに必ず、「見込み客の数を教えてください」とお伺いします。
その際のご回答として、
①把握していません
②ごきょうだいや、家族のリストならあります
③昔体験に来てくれたけど入会に至らなかった方のリストです
④この前イベントに初めて来てくれた方のリストです
大きく分けて上記4パターンのいずれかをいただきます。
多くの企業様は①、時々②③のおこたえをいただきますが、
今後はそれに加えて、④の質のリスト数(新規名簿)が極めて重要となります。
例えば「幼稚園」の園児募集においては、「未就園児教室」の参加数をKPIとしているケースが多くあります。
園として本当に欲しいのは「年少」の数ですが、保護者が園を探し始めるタイミングではじめて募集活動を行っても、
もう既に自分で情報収集済み・候補はあらかた決まっている等、”手遅れ”のパターンがほとんどです。
なるべく早期から、「入会見込み=生徒予備軍」と接点を持ちきちんと名簿化すること、
また長い時間をかけて見込み客育成を行うといった、長期追客を前提とした「見込み客数の最大化」に着手いただけたらと思います。
②長期追客を前提とした募集・営業フローの設計を
先述の通り、費用対効果に対して非常にシビアな目線を持っている保護者が多いため、
・本当に子どもにとって意味がある
・この教室に入ることがステータスになる
・教室に対する圧倒的信頼・共感・憧れ(ファンになる)
等を感じることが無いと、入会に繋がりづらい時代です。
つまり、①で見込み客を沢山集めることができたとしても、育成の過程で
上記のようなマインドに育てることができないと意味がないのです。
③自社の強みは何でしょうか?地域におけるポジショニングを明確に
10~20年前までは、「○○音楽教室」と看板を出せば、人がドンドン集まる教室がほとんどという時代でした。
・音楽教室そのものに需要があった
・メーカーの成長に伴い教室や企業の認知も上がる
よって、音楽教室としての露出を増やせば、その分生徒が集まっていました。
成長期とはそのようなものだと思います。
しかし成熟期の今、顧客としても「人と違うもの・人より良いものが欲しい」といったニーズを抱える中で、
企業はそれに対して明確なアンサーを持っている必要があります。
地域で何の領域において”圧倒的一番”を目指すか?
商品やサービス内容にとどまることなく、企業として地域にどんな価値を提供したいか?
このような視点で、改めて自社のポジショニングを見直していただけたらと思います。
2026年春募集開始まで残り6か月でやるべきこと
「地域で一番集まる音楽教室」を取り戻す 生徒募集再構築セミナー

【音楽教室向け 地域一番スクールを目指す生徒募集セミナー】
■このような経営者様はぜひご参加ください
・この春、募集実績が昨年対比で95%以下となってしまった
・三期以上連続で、生徒数が減り続けている
・スタッフ個々の営業力低下を感じており、体験レッスン参加者のうち3割以上入会を逃してしまっている
・営業担当者は「お母さんが○○と言っていたので…」や「押し売りは出来ない」等の言い訳をする
・問い合わせが少ない今、生徒一人ひとりの営業を大切にしなくてはいけないのは分かっているが、時間も人も余裕がなく中途半端になっている
・習い事全に対する保護者の志向の変化・音楽教室の需要低下を感じ、企業努力ではもう集まらないのではないかと思っている
・WebマーケやSNS等、やるべきことはやっているはずだが、成果に繋がっているかどうか分からない
・メーカーや本部の指示を待っている状態ではいつまでも挽回の兆しが見えないので、自社で生徒を集められる企業体質にしたい
■日時
・7月22日(火)
・7月25日(金)
・7月28日(月)
・8月4日(月)
※全日10:00~12:00開催です
■開催形式
全日オンラインです
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