自社の身の丈に合わせた「経営ノウハウ」を使いこなそう

2013年12月11日配信

カテゴリ:
時流

近年、弊社も含めてですが、コンサルタント会社やコンサルタントが増え、またビジネス書も増えました。経営ノウハウや経営のあり方もお手軽な価格で様々な手法を学ぶことができます。
しかし、同時に経営ノウハウが氾濫することで、自社の身の丈に合わない経営ノウハウや経営のあり方を導入しようとして、逆に失敗するという「健康オタクが逆に不健康」のような現象が現代の経営の新たな課題として生まれています。
経営ノウハウというのは「正論」であり「正しい」のですが、企業規模、その企業の直面している問題、企業の状況においては全く逆効果になってしまうことを知っておいていただきたいのです。

●せっかくの経営ノウハウが逆効果になるよくあるパターン

1)企業には「経営理念」や「企業理念」が大切だ!社員にも熱く語るべき!
→目の前の売上や生徒数で困っている時期に、そちらばかり熱く語られても…。まず「何をするべきなのか」の具体策が重要ですよね…。売上が低い会社で理念ばかり語られても社員は逆に「経営陣の無策」を心配してモチベーションが低下します

2)システムを使ってもっと効率的に顧客管理をしよう!電子カルテとかもいいかも!
→生徒数が一定数もない状態では顧客管理システムどころか「顔認識」で十分。さらにいえば採用するスタッフのITスキルのレベル次第では、小難しいシステムは社員の業務への慣れを遅らせる弊害も。
システムを使いこなせず、システムに振り回され現場が困っている企業が実が多いです

3)社員研修をしよう!社員のレベルアップが大切だ!
→根本的に仕事のモチベーションと会社へのロイヤリティーが確立されていない状況では、研修して聞いた内容の大多数が実行されずに消去されます。研修は「内容」よりも聞く側の状態がとても大切です。研修は無駄なコストの垂れ流し、「言われたことをやらない癖」が身についてしまう原因にもなります

4)単一事業では限界がある!多角化経営だ!
→既存事業でしっかりと売上を上げることが出来ていない状態で、難易度の高い未経験の事業にチャレンジしたら失敗するに決まっています。新規事業・多角化経営にはそれなりの経営幹部人材が必要です。

5)社員とのコミュニケーションが大切!顧客とのコミュニケーションが大切だ!
→コミュニケーションといっても、嫌いな人間、普段興味のない人間から声をかけられても迷惑なだけです。懇親会や飲み会、イベントなどが機能するのは前提となる人間関係が構築できているから効果的に機能します。下手な声かけやコミュニケーションは、逆にお互いに対する興味のなさや問題点を浮き彫りにしてしまいます

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