理想のスクール経営モデルは1日にして成らず
「あのスクールさんは最初からあのビジネスモデルを考えられていたのですか?」
冒頭でご紹介した多角経営セミナーのゲスト講師であるIBジャパン(アメリカンランゲージスクール)さんの事例レポートをご覧になられた、ある経営者様から上記のようなご質問をいただきました。
「世界に通じる人材を育てる」という理念のもと、英会話スクールと個別指導塾の理想的な融合モデルをご覧になられて、その疑問を持たれたのだと思います。
また、船井総研のコンサルティングの中で事例として出てくるスクール企業様の取り組みを見られた方は、やはり同様の質問をされることが多々あります。
この「現状の理想的なスクールビジネスモデルは最初から狙い通りだったのか?」というご質問については、ほとんどの場合、答えは「NO!」です。
実は理想的な運営状況のスクール企業様も、当初から計画的に現状のようなビジネスモデルを想定していたというケースは稀になります。
ほとんどの企業様の場合、経営理念や考え方ベースで「こんなスクールをつくりたい!」という想いはあるものの、それがすぐにビジネスモデルという形で具体化することはありません。
目の前のビジネスモデルの課題や問題点に向き合い、より消費者に対して良い情報発信の仕方を模索していく中で、改善に改善を重ねて、結果的に現在のようなビジネスモデルになったというケースが多いのです。
まさに「理想のスクール経営モデルは1日にして成らず」なのです。
常に消費者の立場に立って、改善を繰り返しながら「消費者が求めている」&「自社の想いを実現する」方向にビジネスを成長・進化させていった結果が理想的なビジネスモデルになっているのです。
最初から斬新なビジネスモデルは存在しないため、自社で「育てていく」ことが大切なのです。
このようにビジネスモデルを発展・成長させられる企業は、まだまだスクール業界では多くはありません。だからこそ、一見どこにでもある普通のスクールを、自社なりに「進化・成長」させることで、オンリーワンの他社に負けないスクールになることができ、さらに地域一番スクールになることが可能なのです。
ぜひ、今回のセミナーでゲスト講師をされるIBジャパンさんの経営からも、「ビジネスモデルを成長させる」視点を学んでいただければと思います。
↓スクール向け多角経営セミナー2014
http://www.funaisoken.co.jp/seminar/314068.html
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