数字目標設定のミスにより立地やブランド依存が生まれる

2013年6月12日配信

休日にあるショッピングモールに行き、ABCクッキングスタジオさんの前を通ったところ、それなりに会員は入っている中でも、スタッフの方がスクールの前でチラシ配布&呼びかけを行っていました。

これを見て私は「さすがABCクッキングスタジオさんだ…」としみじみ思いました。
皆様ご存知のようにABCクッキングスタジオさんは超好立地であり、集客商品の魅力で顧客を集めるビジネスモデルです。
そのため、普通に運営していても新規の来校者は通常のスクールと比較してかなりの量が集まるはずです。
しかし、おそらく個別の教室に数字目標があるのだと思います。好立地に甘えることなく、積極的に販促活動を行っているのです。

一般的なスクール企業の現場では、実はコレと逆の現象が起こります。
立地がよく、会員数が多いスクール拠点であればあるほど、自然に外観やクチコミで新規集客ができるため、あまり販促活動に積極的にならないのです。多くの場合、数字目標の立て方がいい加減で、条件の良いスクールですと目標を普通にクリアしてしまうため、現場の努力が促進されないのです。

経営の原理原則で考えると「伸ばしやすいところをトコトン伸ばす」という長所伸展の発想が大切なのですが、上記のように拠点別の数字目標設定を誤ると、好条件の校舎は努力をしないで集客ができるため、努力をしないクセづけが生まれてしまい、結果、伸ばせる校舎で数字が大きく伸びないという状況が生まれてしまうのです。

立地や本部主導の広告で新規集客を行う=戦略で人を集めることは非常に大切です。
しかし、それだけに依存していては、圧倒的な旗艦校は生まれませんし、逆にスタッフの集客意識は低下してしまうリスクを知っておきましょう。
どれだけ立地やブランドで集客ができたとしても、現場の努力をしなければ達成できないような個別の数字目標を設定してあげて、現場の集客意識を高めていくことが経営陣の役割だといえます。

こうしたスタッフの集客意識の高め方などについて、また具体的な現場が取り組む集客策についてお伝えするのが、下記のセミナーです。
”地域密着型スクールが月間販促費5万円以下でも毎月20名を集める方法”
http://www.funaisoken.co.jp/seminar/513216.html

本部・戦略に依存せず、現場で集客をできるスタッフ育成のためにご活用くださいませ。

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