拠点展開の光と影~何が分かれ道か~(1)

2013年10月7日配信

学習塾業界においては拠点展開をしている企業が多いのですが、少子化にも関わらず業績を伸ばしている企業と、少子化の影響から業績を落としている企業を①と②として二分すると、それぞれ以下のような特徴があります。

(1)拠点展開をしていく中で、各拠点の責任者が事例を共有し合い、お互いが刺激を受けて競い合い高めあうため、企業全体の現場運営レベルがドンドン上がっていき既存店ベースの生徒数が増えている
(1)不振校舎があったとしても、他校舎の運営手法などを真似できるため、復活ができている
(1)拠点展開をしていく中で地域内で企業ブランドが高まるため、人材の応募が増え、さらに優秀な人財候補が集まりやすくなる。さらには他のライバル企業から優秀な人財の流入が始まるので、他社との差がもっとついてくる
(1)「少子化でもこの会社は大丈夫!」「離職率の高い塾業界でもこの会社は安心!」という声が社員&新入社員から聞かれる
→拠点展開していることがプラスの相乗効果を生み次の発展の機会になっている

(2)拠点展開をしていることで売上は上がっているが、各拠点ごとのノウハウや事例共有は進まないため、既存店では生徒数が横ばいか低下気味。各拠点の業績が伸び悩んでいるとき一部の責任者の離職がおこる
(2)責任者の離職により、新しい責任者を立てるものの、生徒が一定数退室してしまう。その業績マイナスのハンデを背負わされた新任責任者は、会社から数字の追い込みを受けるためストレスからまた離脱してしまう
(2)責任者の離職→力不足の責任者の緊急配置→業績悪化→更なる責任者の離職という負のスパイラルが止まらない。補充のための人材採用にかけるコストが膨らんでいく。
(2)緊急性の高い補充採用をするため、「現在、働いていなかった」人材を採用することになってしまう
(2)多くの拠点を維持するため担当者の補充をして配置するのが精一杯で、新しい改革や業務改善に着手できない
→拠点展開していることがマイナスの効果を生み、最終的には拠点展開の目的である業績アップさえ不能になってくる

PDFで全記事をご覧いただけます。

教育業界の最新時流、成功事例、経営ノウハウが満載の無料メールマガジン

教育分野専門コンサルタントより、学習塾(集団・個別・自立)・スクール(英会話教室、プリスクール、そろばん教室、音楽教室、幼児教室など)・学童保育(民間学童)など「教育業界経営全般」の最新情報をお伝えいたします。
日々のコンサルティング活動の中での成功事例や、時流の変化、戦略論まで、最新のコンサルティングノウハウを随時掲載していきます!

無料個別相談のお問い合わせ

WEBからのお問い合わせ

お問い合わせフォームはこちら

お電話でのお問い合わせ

0120-958-270 (受付時間 平日9:00~18:00)0120-958-270 (受付時間 平日9:00~18:00)

学習塾・スクール経営.comを見たとお伝えください。

ページのトップへ戻る