成長過程で「サービス業のジレンマ」を突破できるかどうかが社員が幸せになれる会社づくりのカギ

2014年5月8日配信

業種業態別の離職率や給与水準を見てみると、人に依存するサービス業関連の職種の離職率の高さや給与水準の高さは明らかです。

極端なことを言ってしまえば、サービス業のように人が中心となる業種業態においては、
「お客様のためになることをすればするほど、スタッフ側の負担は増える」というサービス業のジレンマが生まれます。例えばリゾートホテルの受付が深夜も対応してくれるのは、その分、深夜まで働いている人間がいるからです。

また、給与構造に関しても、人件費が原価率として変動費化する業種業態においては、売上がどれだけ上がったとしても、その分必要な人員&人件費はアップしていくため、なかなか売上増を社員の給与に反映することができません。

このようにスクールや学習塾企業では顧客に対して理想的な状態をつくろうとすればするほど、どうしても社員・スタッフ側の負担は増えてくる、しかし給与は上がりにくいというジレンマが生まれます。

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