意外と管理職や幹部が勉強をしていない!?

2012年6月20日配信

昔から「百聞は一見にしかず」といいます。
経営においてもこれは大切なことで、実際に現場を見て感じるのと、人から話を聞くだけで「わかったつもりになる」こととの差は、自分が思っている以上に大きいのです。

そのため、一流の経営人は積極的に「事例企業」に出かけ、実際にその現場を見て、その担当者から様々な話や裏事情、さらにはここまでの苦労までを聞くことで学ぼうとされます。
私が所属する部署の方針でも「『行かなくてもわかる』と考えた瞬間から人の成長は止まる」という言葉が入っています。

しかし、スクール業界、学習塾業界においては、意外なほど「実際に見に行く」という勉強をする人が少ないのが現状です。自社内においてさえ、社内の業績好調校の見学に行ったことがないという社員が多いというケースもよくあります。
また、不思議なことに経営幹部など、ある程度能力も高い方であればあるほど、他企業の現場に足を運ぶということをしない傾向があります。(ビジネス書などではしっかり学ばれているのですが…)
これには様々な理由があると思われます。
「現場が忙しい」「過去、事例を見に行っても参考にならなかった」「自社よりもレベルの低い会社を見ても仕方ない」「だいたい話を聞けばわかる」
多くはそんな理由です。特に「見に行っても思ったより参考にならなかった」という感想を持つ方は多いのではないでしょうか?
しかし、それはある意味「本人の感じる力」の問題だとも私は思います。
どんな企業においても学ぶべきことはありますし、反面教師としてや、自社内に起こっている問題に照らしあわすなど、様々な気づきが得られます。

目の前の業務に没頭するだけでは企業の未来は創れません。
他社の話を聞く、他社の現場を見ることが、自分が体験したことのない未知の領域(成功と失敗それぞれの)の仮想経験となり、確実に力となります。

船井総研の社員が一般企業と比較して成長が早いのは、仕事柄上記のような「仮想経験」の数が非常に多いからです。本人の能力以上に、置かれた環境によるところが大きいのです。

皆様の会社におかれましても、ぜひ現場見学やセミナー、勉強会などを通じて「他社から学ぶ」ことの重要性を再認識していただけたらと思います。

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