広告量を多くしても効果が出ない時代!?

2011年6月28日配信

カテゴリ:
集客・マーケティング WEBマーケティング

震災以後の春のスクールの募集戦線で、少々気になるデータがありました。
それは一部のスクールにおいては「チラシ」「フリーペーパー」「ポスティング」などの広告量を増やしても、従来と比べて反響数が伸びないという傾向です。

通常、広告力は「質」と「量」によって決定されますので、しっかりとつくりこんだ広告であれば、量を増やせば増やすほど、ある程度反響数は増えていく(徐々に逓減しますが)ことが一般的です。
しかし、今年の春戦線においては「量」が思ったよりも反響数に直結しない傾向が強いようです。商圏エリアを増やすのであれば問題ないのですが、二度三度打ちのように、同じ地域に複数回同じ広告を打ち込んだ場合、ほとんど効果がないようなケースがありました。

一方で顧問先の地域一番スクールのように上記のような状況が一切見られないスクールもありました。広告の効果が出るスクールと出ないスクール、その違いを分析してみると「スクールの実績・安心感」が大きな差になっているようでした。

地域内でのシェアが低い、認知度が低い、WEBサイトが充実していない、このような消費者にとって「不安なスクール」においては、広告を頑張っても反響を得にくいのが今年の傾向なのです。

上記のようなスクールは、「知り合いが誰も通っていない」「スクールの存在がマイナー」「ホームページを見ても実績などが表示されていない」わけですから、消費者にとって「不安な存在」です。自分自身の大切なお金と時間を使って通うに値しないスクールと思われているのです。
上記のような「不安なスクール」がどれだけ広告を頑張っても、「お客さんが少ないから広告を頑張っている」「お金儲けのために広告に積極的」「本当に人気があるのであれば、こんなに広告をしないはず」と消費者から判断されてしまい、効果が薄れてしまうのです。

震災以後、多くの消費者は「不安」になっています。
そのため「安心」が重要なキーワードになっており、スクール選びにおいても「安心」が重要なファクターになっているのです。

「安心なスクール」であることをPRするためには、圧倒的な「シェア」を維持する、外観の整備を進め認知度や繁盛感を演出するのが効果的です。
上記が難しいスクールの場合は、WEBサイトを充実させ「安心感」をしっかりと伝えることが大切です。

7月に学習塾向けのホームページの活用法セミナーを開催します(http://school-keiei.com/seminar/311332.htm)が、この「WEBサイトを使ってスクールの安心感を高める」発想は子供向けスクールや他のスクールにおいても重要になっています。

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