大学入学共通テストの「情報科目(予定)」について

 皆様もご存じの通り、文部科学省からは、2021年7月30日に「令和7年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト実施大綱の予告」が通知され、大学入学共通テストで「情報」が出題されることが正式に決定しました。併せて「情報」については出題範囲や他教科の試験時間などを考慮し、試験時間は60分になったことも発表され、現行の教育課程における選択必履修科目「社会と情報」「情報の科学」を受講している生徒を対象とした経過措置を講じることになっているとのことです。
※皆様も是非この「情報」の試験のサンプル例を(WEB上で「大学入試センター」と検索)を見ていきたいと思います。

<どのように情報科目の指導に取り組んでいくべきか>

実際に入試のサンプル問題をご覧いただくとお分かりいただける通り、非常に「プログラミング」などの内容や要素が含まれた内容になっており、専門に学ばなければ解けないような問題も多くあります。ただ当科目は今後、「筑波大などの国公立大で情報Ⅰは全受験生に課す予定」などと言う話も挙がっており今後学習塾としては無視できない存在になってくるかと思います。

しかしながら逆に捉えるとある種、学習塾として勝機とも考えられるかと思います。特に導入初期のころだと、「情報科目」の受験を選択することで、通常の他の教科を受験する場合と比較して優遇されることも考えられるなどがあるためです。

難点としては、ではどのようにこの情報科目の指導に取り組んでいくべきなのか、導入していくべきかですが、現状ではほとんど事例らしい事例も無く、まだまだ未知数の部分も多いです。
ただ今後導入を検討する上での考え方としてはいくつか挙げられます。

1つ目が、以前より「情報科目」を入試に取り入れてきた慶應SFCなどをターゲットとした受験予備校、塾では「週2回を目安とし、講義形式の授業(1コマ2時間)を少人数にて行います。アルゴリズム系の問題などをはじめ、自分だけのチカラでは理解をするのが難しい問題を専門の講師が直接解説・指導を行う」などを実施しているため、このような先行事例などをまずは研究していくということが挙げられます。

2つ目が、現在学習塾で、(FCなどに加盟して)小学生を中心としたプログラミング教室を運営されている企業様であれば、中高生までを含めたカリキュラムの整備などを今から着手するのも1つかと思います。
その上で、情報科目に関する情報を保護者へお伝え、啓発し、今の生徒さんのW受講につなげたり、その弟妹の入会に繋がられるということも考えられます。

是非皆様もご検討くださいませ。

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