船井総合研究所の経営戦略セミナーのゲスト講師：ライフネット生命の創業者の一人である岩瀬氏の講演には、業界は違えども学ぶ点が多々ありました。

今でこそライフネット生命は低価格の保険を扱う企業としてメジャーになっていますが、その鳴り物入りの創業の陰で、かなり加入件数の伸び悩みに苦しんだ時期があったそうです。
その創業当初の「あるある」話が非常に共感させられました。
（１年経営をやっていて、これは地道な積み重ねしかないな…と思っていた時に、株主からは「大きく飛躍させる特効薬を出せ」と言われたなど）

その後、ライフネット生命は徐々に加入件数を増やしていくわけですが、その加入件数増加の原動力となった行動が、「とにかくお金をかけずにやれることは何でもやる」だったそうです。
数十億円を動かせる立場の企業の発想とは思えません。

色々なエピソードがありました。（例：人気のブロガーに子どもが出来たと話を聞いたら、すぐにそのブロガーにアポを取って営業に行く。話題づくりのためにハトが選ぶ保険会社の実験をしてネットで配信したり、オバマ大統領の支持率を勝手に調査してプレスに利用させるなど）

その中で特に印象的だったのは、創業時の社長は常に保険のチラシを持ち歩いており、駅前でのチラシ配りは日常茶飯事、利用する居酒屋などの店員に渡すことは当たり前。さらには日常生活の中でチラシを業者から渡されるときに、「では、私も」といって、そのチラシ配りの相手に対してチラシを渡していたそうです。
このように社長自らが広告塔となってチラシ配りをしているくらい「何でも」やっていたそうです。
さらには社員への意識を高めるために、上場発表の翌日さえも社長は自ら街頭でのチラシ配りを実施されていたそうです。

教育業界の最新時流、成功事例、経営ノウハウが満載の無料メールマガジン

教育分野専門コンサルタントより、学習塾（集団・個別・自立）・スクール（英会話教室、プリスクール、そろばん教室、音楽教室、幼児教室など）・学童保育（民間学童）など「教育業界経営全般」の最新情報をお伝えいたします。
日々のコンサルティング活動の中での成功事例や、時流の変化、戦略論まで、最新のコンサルティングノウハウを随時掲載していきます！