内部イベントの参加率をアップさせる「希少価値」訴求
スクール経営においては、発表会やイベントなど、既存の会員さんにオススメする、いわゆるオプション的な企画が大切です。
これらのオプション企画が、会員様の満足度を高めるとともに、スクールの追加の売上になるわけです。
しかし、企画自体は素晴らしいのに、お客様がなかなか集まらないようなケースがあるのも、スクール経営の難しいところです。
そこで、少し発想を切り替えることで、お客様のイベント参加率が上がる工夫をご紹介したいと思います。
それはお客様に対して「イベント参加の許可証」をお渡しすることです。
イベント参加は誰でも可能ではなく、ある一定の条件を満たした人のみ(例えば技術力が一定水準を越えるなど)とし、そのイベントに参加できること自体を「名誉」なことにするのです。
具体的に例を上げてみましょう。例えばピアノ教室の発表会を企画したとします。
このような発表会のイベントは、会員様が「私はまだ実力不足で、発表会に出るのは未だ早い…」などの遠慮で参加率が伸びないケースがあります。
そこで元々スクール側としては、発表会に参加して欲しいのは、それなりのレベルの方になるわけですから、発表会に出られるレベルをスクール側で設定していることにするのです。そして、スクール側が発表会に出て欲しい会員様に対して、「イベント参加権」にあたる合格証を発行しお渡しするのです。
この合格証によって、会員様にとっては自分のスキルが認められたことになり、少なからず喜びを感じます。またせっかく獲得した合格証=発表会参加権を使わなければ損といった感情が芽生え、参加率が上がることになります。
イベント自体に限定感を持ってもらう。イベント参加できる優越感を会員様に持ってもらう。せっかく獲得した貴重な権利を使わねば損する気になっていただく。
こんな会員様の心理をついた仕掛けです。
この「許可制」のシステム。色々な応用方法がありますので、ぜひご活用くださいませ。
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