いよいよ２０１４年の春戦線が迫ってきています。
改めて言うまでもなくスクール・学習塾業界においては、春戦線は生徒の入れ替わりによる退会が起きると危機であると同時に、一気に生徒数を増やすことができるチャンスでもある大切な季節になります。

しかも、今年の春は「消費税の増税」という新たなマイナス要素が加味されているため注意が必要です。
昨年は「アベノミクス」効果により、実体経済の恩恵はそれほどなかったとしても、世の中全体は「景気上昇ムード」に包まれていました。
実際にワイドショーなどの特集においても、「百貨店で高単価商品が売れている！」「例年よりも高い商品が売れている！」などの前向きな情報が多かった１年でした。
しかし、２０１４年の４月以降は、消費税増税に加えて、ガソリン価格の高騰、様々な商品の値上げが行われるため、「家計の負担は増大」「家計を上手に節約してやりくりしよう」といった「無駄遣いはやめよう」という主旨のテレビの話題が急増すると思われます。

この流れの中でどうしても消費者は「不要な出費は削減」しようとしますし、自分に必要ないものの購入を抑えようとします。
当然、スクールビジネス業界においても、消費税増税によるマイナス心理により「退会」が生まれやすい状態になります。

こうした点を踏まえて、今のうちから退会を出さないための対策＝「守り」の施策を準備しておく必要があるのです。
一方で春という繁忙期であるのも事実であるため、今年は例年以上に積極的に新規集客ができるように販促体制を強化する「攻め」の姿勢も重要です。

攻守両面について、しっかり行動計画をたてて、３月～５月の春戦線で業績を落とさず、むしろ伸ばすことが出来るようにしていただけたらと思います。

２月のスクールビジネスアカデミーにおいても、こうした春戦線対策をお伝えする予定です。お楽しみに！

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