一般社員(フルタイムパート・正社員)向け「日本で働く、一流スクール企業で働くことの意味」=接客・授業時間以外の時間あたりパフォーマンスを最高にしなければならない

2013年12月11日配信

今回の「集客・マーケティング編」で触れたテーマ。
「正社員が生徒がいない『暇な時間』をどう使うか」というテーマは、実はスクール・学習塾業においては経営の核心にふれる話題でもあり、多くの企業でブラックボックス化している話題です。
もしかしたら「事務作業や授業準備を一生懸命やっている」や「少しくらい息抜きの時間がないとやってられない」と思われるかもしれませんが、そういった感覚が今後何年も続くかどうかは別問題です。

実は、既にいくつかの業界のスクール企業においては、この「生徒がいない時間帯に高い正社員の人件費を払うのはナンセンス」という経営判断を行い、
1.正社員を全て非常勤講師・派遣インストラクターにシフト
2.事務作業については事務作業専属のアルバイトや外注を使う
という施策が行われてしまいました。つまり、より企業としての利益を上げるために、「正社員」を削減し、「時間限定の非正規雇用や外部業者」を活用する方向にシフトしていったわけです。
この流れが進行した結果、ある業界においては一時期大量の失業者が生まれました。
これは企業の利益主義が悪いのでしょうか?私はそうは思いません。従業員側にも「甘えていた」責任が一部あると思います。

何が言いたいかといいますと、現代の日本で働く以上、「正社員は『正社員ならでは』の働き方、パフォーマンスを出さなければ働く場所を失ってしまう」という事実なのです。
単純作業しかできないのであれば、人件費の安い若者を雇用すれば代替になってしまいます。また今後、海外の労働者が増えてくれば、単純作業しか出来ない日本人は彼らに職を奪われます。更に言えば、システムで省略化できてしまえば、その作業にかかわっていた「人」はいらなくなります。

「日本人として長期間正社員で働き続ける」ためには、非正規雇用の社員、経験のない若者、海外からの労働者、「機械・システム」とは全く違うレベルでの高いパフォーマンスを出し続けなければいけないわけです。実は転職市場で正社員を雇う場合、企業の採用側は厳密にこのことを判断しています。

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