ビジネスモデルの安定感で企業の成長は左右される

2013年10月15日配信

スクール業界においてはわずか10年で急成長をしたかと思えば、瞬く間に市場が縮小していくようなビジネスモデルが過去いくつもありました。
現在、街中を見ていて一般の方が「このスクール最近看板よく見るな」「この市場伸びているんだな」と感じるようなスクールにおいても、現実的には今後の5年間でビジネスモデル自体が崩壊してしまうような危うさを持っている業態も少なくありません。(例:国からの補助金などを前提としているビジネス、市場の縮小が確定しているビジネス、消費者からのクレームが潜在的に多い高単価ビジネスなど)
過去、パソコン教室業界などが全国で拠点数が半減し、数多くあったFCも半減し、さらに業界の大手スクールの多くが経営破綻に至った事例から学ぶことは多いのです。

企業経営を10年、30年継続して安定した企業成長を続けていくためには、
「安定感があり、強いビジネスモデル」が必要不可欠になります。
どれだけ勢いがあったとしても、たったの5年で市場が急速に縮小してしまうビジネスでは意味がないわけです。

この点、各地方に存在する飲食業界の地域密着企業から学ぶ点は数多くあります。
飲食業界のメガフランチャイジーと呼ばれる企業の多くは、時流に合わせて「伸びるビジネス」を上手に使い分けます。焼肉が流行っているときは焼肉店をはじめ、ブームが終わると業態転換をするといった具合にです。事業自体を多角化し、業態転換可能な状況にしているため、時流の変化に適応しやすいのです。

一方でスクール業界ではこのような「多角化」経営をしている企業は稀です。
大きな理由としては、スクール業界の経営者の方の多くは、その当該業種の出身であり、その事業分野への思い入れがあるため、別分野や別事業への進出に積極的ではなく、業績のアップは拠点展開に限るケースが多いからです。
この「自社の主力となる業種分野への特化」は、その市場が安定している時には強みを発揮しますが、市場自体が大きく変化するときには、企業の存在自体を揺るがすことになりかねません。
経営の安定化をはかるためには、上手に多角化をはかっていくことも重要なのです。

しかし、「多角化」といっても、ただやみくもに「儲かりそう」「売上が上がりそう」「今の生徒さんに売れそう」なビジネスを始めても確実に失敗します。自社が消費者に提供したい価値は何か、自社のコンセプトは何かを明確にした上で、既存事業との真の意味での相乗効果を得られるビジネスでなければ、スクールの多角化は失敗してしまいます。
このあたり、業界の中でも先行して多角化経営をしている企業様から学ぶことは多いといえます。

次回のセミナーでゲスト講師をしていただく、千葉のIBジャパン様は、まさにこの多角化経営を成功させている企業様です。既存事業と相乗効果が生まれる多角化経営のコツをぜひ学んでいただけたらと思います。

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スクール向け多角経営セミナー2013
http://www.funaisoken.co.jp/seminar/313723.html

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