チラシ頼みの集客体制の問題

2013年5月14日配信

次回開催するセミナーのテーマは「ローコスト販促」になります。
ローコスト販促とは文字通り「費用があまりかからない販促・集客手法」になります。

このローコスト販促は「お金がかからない」理想的で万能な販促手法かというとそうではなく、実際のところ現場スタッフの高いモチベーションと一定の時間と労力を必要とするため、スクールの現場スタッフのモチベーションが低い場合、工夫する方法がわからない場合は活用が困難な手法でもあります。

ローコスト販促を実行できないスクール企業においては、どうしても「お金をかけて」の新聞折り込みチラシなどが主力集客策になり、新聞折り込みチラシを撒いた時だけ新規集客があるというスクール運営スタイルになりがちです。こうなってくると「チラシのレスポンス率をどう上げるか」のみに意識を集中するようになってしまいます。
実際に未熟な経営コンサルタントは、ただひたすら「チラシの提案次第で業績が上がる」と考えて、チラシの内容提案ばかりしている人もいます。

しかし、大量の資金を使っての新聞折り込みチラシは、「普段集客できなかった客層」をまとめてチラシの時期に集めているにすぎず、また、内容や折り込みタイミングによっては大きく「外れる」可能性がある、非常にギャンブル的な要素の強い集客策になります。
年に数回のチラシに賭ける。そのチラシが外れたら、もっと費用をかけてチラシを撒くか、次のチラシの時期まで我慢しなければならない…。これが健全な経営と言えるでしょうか?

私達が考える理想的なスクール経営は、決してチラシを全面的に否定するわけではありません。しかし、「チラシに依存」することは悪だと考えています。

新聞折り込みチラシはあくまで「手段のひとつ」であって、その他の集客策も活用しながら、通年で集客ができるスクール運営が理想といえます。
そのためには「スタッフの意識が低いからローコスト販促は無理」と考えるのではなく、スタッフのモチベーションを高める努力をしなければならないのです。

スクール経営は、現在では単なるマーケティングのみではなく、上記のような「スタッフが集客などに前向きに協力してくれる」状態をつくるためのマネジメントが業績を大きく左右する時代になっているのです。

今回のスクールセミナーでは、現場のスタッフの方が「実践したくなる」「実践できそう」と考えてもらいやすい集客策もお伝えさせていただきます。
ぜひ、現場スタッフの方にもご参加頂き、ローコスト販促に前向きになっていただけたらと思います。

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