スクール経営を「ビジネス」として考えることの重要性

2012年1月24日配信

カテゴリ:
経営戦略 時流

スクール業界にいると、大きく二つのタイプの経営者(運営者)の方が存在することがわかります。
それはスクール(教室)運営を「ビジネス」として考え「経営」する方と、もうひとつはスクール運営を「生業」と考え「運営」する方です。
つまり「ビジネス」なのか単なる「趣味の延長である運営」なのかが大きな違いとなります。

初期資本が少なくてすみ、個人の技量によって開業が可能な業界においては、このような二極化が生まれやすいのですが、飲食業界などはこれに近いものがありますね。

日本人は元来「ビジネスライク」とか「ビジネス」とか「商売」という言葉を嫌います。
特に教育業界においては、教育をビジネスと考えることに抵抗感を持つ方が多いようです。

しかし、実際に資本主義社会の中で事業体を継続するという視点で考えると、ビジネス発想で考えていかなければ、そもそも経営が上手くいかない、長期的にお客様満足度を維持できるような教室運営ができないことがわかります。
目の前のお客様のことだけ、自分の好きなことだけをしていては、厳しい資本主義の中で安定してお客様の支持を集め続けることは困難なのです。

よく教育業界でビジネスを批判する方は、「金儲け主義」が業界の品質を悪くするというニュアンスのことをお話されます。確かに金儲けだけを目的とした経営は賛成できませんが、一方で安定した設備投資などをするためには一定の資金が必要なのも事実なのです。
さらに言えば、逆に教室運営をされている方は、自身が病気や何らかの理由で講師を出来なくなった場合、その教室自体が継続不可能になってしまうわけですから、実は教室運営には消費者にとって大きなリスクを背負わせていることも事実なのです。(また、個人でスクール運営をしている方々が、ビジネスマナーやビジネス常識を知らないままに、フリーペーパーやWEB制作会社など、ビジネスの世界で生きる業者の方々とやり取りを進めていき、色々なトラブルが生まれているという話も少なくありません。)

これからの厳しい時代の中では、一定以上の規模のスクール経営でなければ、時代の流れの中で淘汰されてしまう可能性が非常に高くなっています。

このメルマガの読者の皆様も「経営」に真摯な姿勢で取り組むことが、今後の業界の中で生き残っていくことだと考えていただければと思います。

http://school-keiei.com/seminar/312156.htm

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