【基本解説】学習塾の生徒募集施策

2023年6月1日配信

カテゴリ:
生徒募集

令和の学習塾における生徒募集の現状

令和2年度の全国の小学生の児童数が約636万人、中学生の生徒数が約321万人と小学生・中学生の在学者数は過去最少となっています。また少子化の影響だけでなく、近年大手企業の授業料の低価格化が著しく、個人や中規模の学習塾の集客がさらに難しくなってきています。

そのような学習塾業界における、近年の集客方法のトレンドは紙媒体からデジタルに移り変わってきています。

ここでは最新の学習塾業界における集客方法を4つご紹介します。

令和時代の最新学習塾 集客方法6つを大解説!

集客方法1::ホームページの質を向上させる(SEO対策)

ホームページはデジタル上での集客において、自塾の顔とも言えます。学習塾の集客におけるホームページの基本のポイントについてご説明します。

●ホームページがスマホ対応になっているか
保護者の多くはスマホで塾について調べたり比較したりします。そのため、スマホ画面でホームページを見た際、見やすいレイアウトになっているか、お問合わせのボタンが機能しているか等、意識することが重要です。

●必要な情報が探しやすいホームページの導線になっているか
学習塾選びをする際最低限必要な情報は以下の3つが挙げられます。
 ・料金(授業料)
 ・教室(アクセス)
 ・コース/クラス
この3つの情報がすぐに見つかるように、さらには少ないクリック数で閲覧できるように、ホームページのページ構成を工夫することをおすすめします。また実は、少し残念な結果ではありますが、教室の特徴や理念、教室長(トップ)の思い等はあまり読まれていない傾向があるため、ユーザー目線で使いやすいページ構成を意識することが重要です。

集客方法2:リスティング広告をする

リスティング広告とはインターネット検索時、課金をすることで自塾サイトを検索上位に表示させる広告の種類です。
ここでは学習塾の集客時に注意すべき、リスティング広告時の基本と応用についてご説明します。
リスティング広告において広告をかけるキーワードを設定する際、対策をすべき基本的なキーワードは以下の通りです。
 ①「地域名 学習塾」
 ②「最寄り駅名 学習塾」
しかし、広告費の価格競争になると大手学習塾が優位になり、費用対効果が悪くなってしまいます。そこでリスティング広告の応用編として、大手学習塾が対策をしていないニッチなキーワードを対策することをおすすめします。
 ➂「地域名 学習塾 学年」
 ➃「最寄り駅名 学習塾 高校名」
対策をすべきニッチキーワードの選定ポイントとして検索回数はあまり多くはないものの、検索をした際確実に自塾のニーズが高いキーワードを選定することです。例えば、自塾の商圏内の中学校や高等学校で、自塾が合格実績やノウハウのある学校名でキーワード設定をすると、設定したキーワードにて検索された際、確実にユーザーが自塾を認知することができます。
リスティング広告を掲載可能な媒体は以下の2つになります。
 ・Google広告
 ・Yahoo!広告

集客方法3:口コミ対策をする

学習塾業界において、保護者の生の声は塾選びの際にとても重要な要因の一つです。また口コミ対策をすると、体験授業の申込数や入会数増加に直結して有効的だと言われています。学習塾における入会までの流れがこちらになります。(図参照)

図1

入会までの流れにおいて、口コミ対策は”比較・検討”時に有効的であり、体験授業や講習に行く学習塾選びの候補の一つになり、第一希望として入会営業をすることができます。
また、ズバリ対策すべき口コミ媒体はGoogleマップです。

●Googleマップの口コミ対策とは?
「地域名 学習塾」とGoogleにて検索をするとその地域での学習塾がGoogleマップ上に列挙され、Googleマップ上で表示される口コミ欄を対策することが重要になります。

図2

Googleマップの口コミ欄を放置しておくと、マイナスのコメントが書かれたり、競合他塾と比較し極端に口コミ数が少なくなったりしてしまいます。
地域で選ばれる学習塾になるためには、実際の既存生徒の保護者様に口コミをご記入頂くよう促すことが重要になります。

集客方法4:Instagram/Facebook広告をする

SNSは最新の集客トレンドの一つであり、多くの学習塾が活用をしています。
本日はSNSの中でも特にInstagram/Facebook広告についてお伝えいたします。

InstagramとFacebookはMeta社が提供している代表的なSNS媒体です。
現在のInstagramの国内ユーザー数は約3300万人、Facebookは2800万人であり、それぞれ幅広い年齢層が利用をしています。InstagramやFacebookの大きな特徴として、ホームページでは伝わりきらない授業や先生の雰囲気を伝えることができ、”人”が商品とも言える学習塾にとって視覚的に訴求することができるInstagram/Facebookはとても親和性が高いと言えます。
今回はInstagram/Facebook広告の特徴や広告運用をする際に意識すべきことを3つご紹介します。

●特徴1:細かなターゲティング設定が可能
Instagram/Facebook広告は、広告を表示したいターゲットを設定する際とても細かくターゲティングをすることができます。
【ターゲット設定が可能な項目例】
 ・エリア(例:自塾を中心に〇km圏内)
 ・年齢
 ・性別
 ・家族構成(例:小学校低学年の子どもがいる人(6~8歳))
 ・世帯収入(上位25%~50%)
 ・興味・関心(保育・教育に興味がある人)

●特徴2:費用対効果高く広告運用ができる
ポスティングと比較し、少ない工数・費用感で多くの方に広告を表示することができ、細かくターゲット設定をしたターゲットに認知してもらえる広告媒体としてとても有効的です。
【Instagram/Facebook広告の実績について(目安)】
 ・広告掲載期間:3月~4月(2カ月間)
 ・広告費:70,000円(35,000円/月)
 ・インプレッション数(広告表示回数):339,950回
 ・リーチ数(広告表示アカウント数):130,492回
 ・広告クリック数:296回

●特徴3:講習やキャンペーンについて広告にて訴求することが有効的
Instagram/Facebook広告において重要なことは、広告の出口を明確化することです。広告を見て興味を持ってもらえたユーザーに対して、事前に指定したサイトURL先に飛ばすことができます。広告の誘導先として、自塾のトップページや全く関係のないサイトに誘導してしまうと、せっかく興味を持ってもらえたユーザーがお問い合わせすることなく、離脱を招くこととなってしまいます。
そのため、出口商品を明確化することが重要です。学習塾業界においてInstagram/Facebook広告と親和性が高い広告のテーマの例として以下が挙げられます。
 ・夏期講習/冬期講習
 ・体験授業無料キャンペーン
 ・入会金無料キャンペーン 等

まとめ

今回は、最新の学習塾における集客方法について4つご紹介いたしました。
本日ご紹介したデジタル集客について、さらに詳しく知りたいという方や、デジタル集客の広告運用について専門家にお願いしたいという方は、ぜひ一度ご相談ください。

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