『組織活性化人材育成』心を殺して作業をさせているとイマドキの社員の生産性は上がらない

2022年2月8日配信

多くの経営者様、経営幹部様、管理職の方々の部下育成マネジメントを見ていて、昔の感覚で取り組んでいて「間違えてしまっているな…」と思うポイントのひとつが、
「部下に作業・仕事を任せて年数が経験すれば、錬度が上がり、生産性も高くなり、工夫が生まれる」という期待をすることだと思います。

例えば学習塾の現場では「保護者に月数回電話する」という仕事があります。
そのとき、昔の社員はあるとき16時に電話して「お母さんは19時に帰ってくるのでその時間が一番都合がいいです」という情報を手に入れたとき、それをデータベース化して、それ以後19時にしか電話をかけないようにします。しかし、イマドキ社員はなぜか何も考えずに、次月も16時にノコノコと電話をかけるのです。理由は「自分の時間が空いているから」「先方が今日入るかもしれないから」…。既にこの1回の電話の作業がムダを生んでいます。
またポスティングや校門配布などにおいても、やはり効率を考えて工夫するスタッフと、全く何も考えずに毎回同じことを繰り返すスタッフで分かれます。

ここ数年の企業マネジメントの現場を見ていて感じることですが、上記の一見当たり前のように思える「反復練習による創意工夫の創出と生産性アップ」は、イマドキの企業の現場においては無制限に当てはまると考えない方が正解です。

ハッキリ言いますと、「深く考えるクセのないスタッフ」「素頭があまりよくないスタッフ」「作業感で仕事をしているスタッフ」「時間ベースで働いているスタッフ」「向上心のないスタッフ」は、反復練習による練度向上・生産性向上はありません!上記のような「慣れと反復練習による生産性アップ」は、このレポートをお読みいただいている経営者様・経営幹部様・意識の高いスタッフの方々など、一部の方々に限定されていることだとお考えください。

要するにイマドキの意識の低いスタッフさんは、「生産性を上げて早く仕事が終わっても、その分自分に他の仕事が降ってくる」と考えていますし、「効率やパフォーマンスを上げても、評価されて給与が上がるわけでもないから、適度に手を抜いた方が頭がいい」と考えていたりするわけです。ある意味、給与が上がらない社会、優秀な人間に仕事が集中するビジネス現場の負の側面から生まれてしまった価値観だといえます。…

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