『組織活性化人材育成』スクール業界で働く人の心得(11)~数字で語るクセをつける。イメージや印象で語らない~
社会人として、一人前のビジネスパーソンとして活躍していくために必要不可欠なのが「数字で語るクセづけ」で
す。
新入社員やビジネス感覚があまり身についていない人は、「数字」ではなく「印象やイメージ」で物事を語る傾向
が強くなります。例えば以下のような表現は全て数字ではなく印象やイメージです。
「今月は売上が悪い」「広告の反響が良い」「生徒数が減っている」
「今週に入って新規の反響数が減っている」
「生徒達からの評判がよい」「保護者からの評判が良い」
「授業が上手い」「教え方が上手い」
「●●についてクレームを言っている人がいる」
数字で語るクセづけがされておらず、上記のように印象のみで話していると、意外と正確な事実に気づかずに間違った判断をすることが増えてしまうので注意が必要です。
例えば「今月は売上が悪い」という状況があったとします。先月に比べて悪いのか、目標に比べて悪いのか、いつの段階で悪いのか、またどの程度の金額悪いのかによって解釈が全く異なります。
また「生徒達の評判がよい」というのも、それはあくまで感覚的な印象であって、実は少数の1~2割の生徒からの評判が悪い可能性があります。
また「クレームを言っている人がいる」というのも、あくまで200人の中の一人かもしれませんが、上記の表現では大勢の人が言っているという印象を与えてしまいます。
主観的な印象やイメージで物事をとらえることで、正確な現状分析ができなくなります
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