私どもスクール教育ビジネスチームで行っている「スクール企業組織診断」というサービスがあります（スタッフ５名以上の企業様推奨）。
この組織診断はスクール企業としての業績アップの鍵を握る「業績志向・マーケティング意識」「顧客満足志向」といった評価項目とは別に、社員の「やりがい」を測るマネジメント状況の調査も含まれています。
この調査をしてみると、社員が定着せず離職率が高い企業、業績が上がりにくい企業の特徴のひとつとして、「個人としての働きがいが感じにくい」「組織としての一体感が感じにくい」というものが浮かび上がってきます。

スクール企業において企業の成長は多くの場合、拠点数の増加、商圏エリアの拡大化になります。そのためこれを進めていくと、各拠点のスタッフが直行直帰し、本社に顔を出す機会が減少することになります。また多くのスクールにおいては各拠点には業績責任を負うような社員は１～２名程度しかいない状況が多くなります。（あとはパートスタッフや非常勤講師）

この「本部・社員との情報共有や時間共有の減少」「拠点における孤独感」は、確実に社員やスタッフの会社へのロイヤリティーを失わせ、モチベーションを下げることになります。メールやイントラネットなどで情報共有をしたつもりになっていても、水面下では現場スタッフは「孤独」を感じることになり、モチベーションが低下していくのです。既に意識が完成されている幹部陣はともかくとして、成長途中のスタッフの場合、定期的なスーパーバイザーの視察やネット上での情報交換では、なかなか本質的な「会社との一体感」を感じにくいのです。

そのためスタッフの孤独感によるモチベーションの低下・離職を防止するため、…