「当たる販促策」の集客効果を激減させる要因

2011年5月30日配信

カテゴリ:
集客・マーケティング

ベストセラーの「もしドラ」でも扱われているように、近年は「マネジメント」に改めて注目が集まっています。
近年の様々な分野においては組織状態の良し悪しが、組織自体のパフォーマンスを大きく左右するからです(かといってマネジメントだけを強化して甲子園に行けるかどうかはわかりませんが(汗)。

そこで、今回はスクールにおけるマネジメントの重要性についてお伝えしたいと思います。

時々チラシや広告の勉強会や書籍で
「このチラシで●名集まりました!」「この販促で●名集まりました!」
といった事例と解説の羅列になっているものがあります。

たくさん事例が見られるといった点では、このスタイルは良いものの「その企業の置かれている状況」を一切無視してしまっては、スクール業界においては弊害が多いのも事実です。

「地域から圧倒的に支持されている1番店(=認知度や既存客満足度が高い企業)の事例」をそのまま苦戦しているスクールで使ったとしても、効果が50%も出ないことが多いからです。つまり、スクール業界はその企業が置かれた環境によって、集客効果などが大きく変化しやすいビジネスモデルなのです。

確かにスクールビジネスにおいても「効果が出やすい」「当たりやすい」販促策は存在します。しかし、様々な環境要因によってその広告反響は10倍程度のブレが存在するわけです。
この当たる販促策の集客効果を左右する要因は「ライフサイクル」「競合環境」「既存客満足度」「認知度」「残りの見込み客数」「シェア」などたくさんありますが、
今後スクール業界において重要になってくるのが「現場スタッフの集客意識の有無」になります。

わかりやすく言いますと、現場スタッフの集客意識が低い、現場スタッフが集客努力をしない企業においては、今後一般的な販促策の集客効果が「半減する」危険性さえあるとお考えください。

理由としては複数上げられますが、主には以下のような点になります。
1.地域から支持されるスクールになるためには、地域や顧客特性に合わせたメッセージ性のあるツールが今後は重要

2.スクールの外観や入り口の演出などがスクールの集客に大きな効果を与える

3.クチコミ紹介はお客様の善意だけではなく、スタッフの熱意によっても左右される

4.WEB上のスタッフブログなどによって講師やスタッフの人柄を見て、スクール選びをしている層が増えている

5.情報が氾濫しているため販促活動は継続性が何よりも重要

6.協力店設置ツールなどスタッフが担当する集客策の重要性が高まっている

このほかにも様々な要因がありますが、いずれにせよ「スタッフの集客意識」をしっかりと高めていくことが、今後のスクール経営においては重要になっていきます。

このようにスタッフの意識を高めていくために、組織の導き方・組織管理(マネジメント)が大切になっているのです。
マーケティング効果を高めていくためにもマネジメントが重要な時代が訪れています。

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