◤特別ゲスト講師は株式会社第一楽器様◢衰退期の音楽教室業界で、生徒数1万名前後をキープしている企業の経営の秘訣とは?【8/7来場型セミナー開催】

いつもメルマガをお読みいただきありがとうございます。
船井総合研究所の伊藤でございます。

音楽教室経営をされている企業様、事業者様も、今年の新年度募集が終わり、
少しずつ日常に戻り始めているタイミングかと思います。

今春の生徒募集活動はいかがでしたでしょうか?
全国のスクール業界の動きを見ていると、
新規問合せは、コロナ前の2019年までの動きに戻りつつある一方で、
実際の入会者数は昨年並み、という企業様が多い印象です。

いずれにしても、十年前とは違い生徒数に関して爆発的な成長をした、という企業様はほとんどいらっしゃらないかと思います。
苦しい時代に突入している昨今の音楽教室業界で、これからどのように生き残っていったらいいのか?
そのような環境下でも成長している企業はどのような戦略を立てているのか?
ポイントを掻い摘んでお伝えしてまいりたいと思います。

今、音楽教室業界で何が起こっているのか?

近年の音楽教室業界を取り巻く外部環境・内部環境の変化について、あらためて整理させていただきます。

①ターゲット人口が減少・参加率が低下
先日、厚生労働省から2022年の出生数が発表され、遂に80万人を割る結果となりました(2023年6月6日時点で77万747人)。
少子化、そして人口減少が加速し、また、習い事ビジネスにおける競争もますます激しくなっていることから、
音楽教室への参加率が低下、また市場そのものが縮小しているのが現状です。

②楽器購入率・額の低下
音楽教室を経営される企業様の中には、楽器を中心とした小売業も展開されている企業様も多くいらっしゃるかと思います。
ご存知のように、各家庭に押し寄せる不景気の波が、楽器ビジネスにも大きなダメージを与えています。
2023年1月における実質賃金は、昨年対比で-4.8%と、一般的な家庭(世帯年収500~600万円程度)の場合、物品の購入に使える金額は、1.5万円~2万円程度減っているということが言えます。
このような不景気の影響により、各家庭で楽器を購入する機会、そして購入する楽器の額も下がってきています。

③人材採用、定着の難易度が上がる
“”人””の問題に関して、年々ご相談をいただく機会が増えてきました。
先述の、人口減少の流れを受け、生産年齢人口が5年ごとに約5%ずつ減少してきています。
これらの影響で、働き手が不足していること、そしてその現状を受けた大手企業が賃上げをしていることにより、中小企業の採用は、超売り手市場となっています。
昔と比べ、優秀な人材を採用、そして定着させづらくなってきていることで、生徒の入会率低下、退会率アップにも影響してきています。

衰退期に突入した音楽教室業界で、今、生徒募集に成功している企業

上記のように外部・内部環境の変化を受け、音楽教室業界は、成熟期、そして衰退期に突入したということが言えます。
今のままですと、数年後、企業として生き残っているかどうかすら危うい状況に陥る可能性も少なくはありません。

一方、そのような中でも生徒数を伸ばし続けている音楽教室企業が存在しているのもまた事実です。

本日は、8月7日に開催される「音楽教室企業向け 経営戦略セミナー」にて特別ゲスト講師としてご登壇いただく、
株式会社第一楽器様の「20年間で生徒数1.5倍成長」したその理由を、一部開設させていただきます。

第一楽器様は、現在三重県・愛知県で教室を27会場展開されている、設立64年を迎える老舗のヤマハ特約店企業です。
「地域社会において、なくてはならない文化の拠点として信頼される企業・店づくりに総力を結集しよう」を経営理念に、音楽教室のみではなく、英語教室・レゴスクール・アクティブキッズクラブ等の教室事業を幅広く展開しており、2018年には生徒数は10000名を超え、その後もその前後をキープされています。
また、教室事業に加え、楽器販売、メンテナンス、イベント事業も展開しており、
子どもから大人まで「生涯顧客化」を目指し、地域における圧倒的ブランドの確立・そして人口減少時代でも業績を伸ばし続けられる「LTV経営」を実現した、常に業界第一線を走り続けるモデル企業です。

第一楽器にはなぜ10000名の生徒が集まったのか?

服部社長が社長に就任されてから20年間で、第一楽器の生徒数は約148%成長を遂げました。
一般的に、音楽教室企業にとっての2010年前後は「冬の時代」である中で、なぜ生徒数が伸び続け、そして2018年以降10000名という驚異的な生徒数をキープし続けられているのか、
服部社長にお話を伺う中で、以下の点がポイントなのではないかと感じました。

<Point①>音楽だけではない、消費者のニーズに合わせた豊富な商品とその提案力
第一楽器は、音楽教室のみではなく、英会話教室、レゴスクール、その他カルチャースクールも展開されています。
楽器店企業でありながら、「音楽教室をメインで提案し、その他スクールは付属で」という考え方ではなく、
消費者の生活スタイルやニーズに合わせた様々な組み合わせ、商品プランを同等に提案することを基本としているため、多くの消費者が手に取りやすく、通い続けやすい状況を作ることができています。

<Point②>一つの教室で様々な習い事を受講できる「複合型教室」
上記のように、一つの教室で様々な習い事を展開する、いわゆる複合型教室を実現されていますが、複数の習い事を1か所で通わせられるという点は、保護者にとって想像以上に嬉しいポイントです。
事前にどのような教室か分かった状態で子どもを安心して預けられる点、さらには習い事の送り迎えの手間が短縮されるなどの副次的効果が生まれます。
“”保護者・家庭の味方””という口コミは、子ども向けの教室業経営のマーケティングにおいてはどの時代も最重要ポイントのひとつです。

<Point③>他では体験できないユニークなイベントで、地域に第一楽器ブランドを定着し、唯一無二の存在へ
第一楽器のシンボルともいえる、「コンサートホール ムーシケ」で行われる大規模な定期コンサートや、ダイイチグループが展開する「マリーナ河芸」で行われるウエディングパーティーやアマチュアバンドコンサート、ポニークラブ体験会等、子どもから大人まで楽しむことができる多彩なイベントが日々実施されています。
第一楽器””だからこそ””できる地域との関わりが、「地域社会にとってなくてはならない文化の拠点」として唯一無二のブランドを確立させていきました。

【来場型セミナー】ゲスト講師は株式会社第一楽器社長 服部勝彦氏
音楽教室企業向け 経営戦略セミナー 8月7日開催!

音楽教室企業向け 経営戦略セミナー

この度、本メルマガでご紹介させていただきました、株式会社第一楽器の社長、服部勝彦氏を特別ゲスト講師にお招きして、「音楽教室企業向け 経営戦略セミナー」を開催させていただきます。
成熟期、そして衰退期に突入した音楽教室業界の時流解説から、ゲスト講師によるこれまでの歩み、そしてこれからの生き残り戦略をお話しいただき、さらにこれから音楽教室企業が進めていくべき施策や方向性について具体的に解説をさせていただきます。
本セミナーは【来場型】となっております。夏休み直前のタイミングですが、ぜひ東京までお越しいただき、令和時代を強く生き抜くための企業経営のヒントを掴んでいただけますと幸いです。

◆日時
8月7日(月)12:30~16:30 ※受付開始:12:00

◆開催場所
船井総合研究所 東京本社(JR東京駅より徒歩1分)

◆本セミナーでお伝えしたい内容(一部)
・少子化、参加率減少時代でも、安定して生徒数を増やし続けるためのポイント
・音楽を習いたい!と思った層に、自社の教室をすぐにイメージしてもらえる広告宣伝手法
・地域で選ばれる教室、企業であり続けるための差別化要素
・顧客単価3万円以上を実現するためのマーケティングとマネジメント
・ただのデジタル化ではない、業績アップを叶えるための「DX経営」の考え方と事例
・””良い人材””は本当にもういないのか?令和時代の人材採用・育成・定着のポイント
・成功している企業の売上構成比、収益構造の大解剖
・子どもに注力し続けるべき?それとも大人?事例から学ぶ、ターゲット選定
・生徒が辞めない教室運営、仕組みづくりのポイント
・業界第一線で成長し続ける圧倒的地域一番企業の、10年先を見据えた生き残り戦略の描き方

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