【スクール・学習塾経営】令和時代ならではの「人材育成・定着法」とは?

2022年3月7日配信

カテゴリ:
人材採用・育成

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船井総研の樋口です。

本日は「社員やスタッフの定着率UPのために必要な考え方」についてお伝えいたします。
最近、人財の定着が上手くいかない…社員やアルバイトがすぐに辞めてしまう…辞めないように気を遣って指導することに疲れた…とお感じの方はぜひお読みいただければと思います。

早速ですが、「社員定着」を考える時、何から手を付けますか?
・社員のモチベーション維持?
・業務効率化?
・職場環境の改善?
・研修を通したマインドセット? …等々

「社員定着」と聞くと定着のための様々な施策が思い浮かぶと思いますが、今回お伝えしたいことは、そのすべての施策の根幹にある共通の基盤として、コミュニケーションの活性化が重要なポイントであるということです。
それでは「社員定着」を考える上で、なぜコミュニケーションの活性化が必要なのかを考えていきましょう。

コミュニケーションの活性化は社員定着へとつながる

理由① 若年層正社員の転職希望理由は29.9%が「職場の人間関係」
厚生労働省が発表した若年者雇用実態調査の中でも「転職しようと思う理由別若年正社員割合」について見ていきましょう。
あげられている理由として、数値の高い順に「賃金の条件」「労働時間・休日・休暇の条件」「会社の将来性」「自分に合った仕事へのかかわり」「自分の技能・能力が活かせる会社へのかかわり」といった組織として変えられない・変えにくい部分の希望(勤務の基本条件)が上位を占めています。そこに次ぐ形で定性的な理由のトップに来ているのが、「職場の人間関係」(29.9%)です。
人間関係の縺れというのは、多くの場合、価値観の違いに関する認識の無さ・少しの違和感という小さなズレがきっかけで始まります。コミュニケーションとは自分を理解し、相手を理解することです。
コミュニケーションを通して「人それぞれ価値観が違うことを認識すること」「相手がどう考えているかを想像・理解し、思いやりの心をもって接すること」が大切だといえます。

理由② コミュニケーションが上手く取れると成果や結果につながりやすくなる
コミュニケーションが活性化し始めると相手の価値観や考え方が分かるようになります。
それと同時に相手にも自分の価値観や考え方を理解してもらえるようになります。
お互いの価値観・考え方を認識したうえで物事を進めるので、お互いの得意な分野・苦手な分野に対する役割分担ができるようになります。
苦手分野を強いられることは多くの人は苦痛に感じるはずです。苦手な業務を得意な人にお任せすることはストレス要因の解消につながります。
一方で自分の得意な分野でより高い成果を出すという長所伸展での考え方は、モチベーション要因の一つにもつながり、連携や協力といったチームプレーにもつながります。
上記のような影響もあり、組織としての成果や結果が表れやすくなるといった傾向も見られます。

理由③ 共感・共有を常識化することで応援される環境・応援する環境ができる
コミュニケーションを活性化すると相手に対する共感・共有という意識が強くなります。
自分の思いを共有することで相手に共感してもらい、逆に相手に共有してもらうことで自身も共感するようになります。
コミュニケーションのレベルがこの段階に入ると自然と自分が応援される環境・相手を応援する環境が生まれます。
そして、このレベルになると、理由②で述べた、苦手な分野に対しても「チャレンジしてみようかな!」「苦手を克服して得意分野を増やしたい!」といった気持ちが芽生え始めます。
そして苦手分野のチャレンジに対して周りから応援してもらえる環境ができていると、「ここで働き続けたい!」「職場に私の居場所を感じる!」と感じるようになり、社員のモチベーションアップ、そしてこの意識こそが社員の定着につながります。

今回は「社員定着」を促すためにまず重要となるコミュニケーションの活性化についてお伝えいたしました。
今後「社員定着」に関する施策を考える際には、ベースとして今回のお話を頭の片隅に置いていただけるとより高い効果が期待できるかと思います。

出典:
厚生労働省「平成30年若年者雇用実態調査の概況」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/4-21c-jyakunenkoyou-h30_09.pdf(閲覧日:2022/03/01)

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令和時代に突入し、新たに入職した社員やアルバイトに対して、これまでの人財とちょっと違うなという印象をお持ちではないでしょうか?

例えば、すぐに辞めてしまったり…注意をすると拗ねてしまったり…
そういった方に「これだから最近の若者は」なんて言って教育を諦めていませんか?

社員を定着させるためには「職場内のコミュニケーションの活性化」は避けては通れません。
「仕事内容を好きになってもらうこと」はもちろん大切ですが、組織を安定・成長・拡大させていくためには「一緒に働く仲間」や「関係者との連携・協力」の意識を強め、強固な人財の基盤を作る必要があります。
「強固な組織」「職場内のコミュニケーション」について興味のある方もぜひご覧いただければと思います。

令和時代の学習塾・スクールが行うべき人事戦略
~優秀な人材定着を実現し、企業成長へと繋げる~

令和時代の学習塾・スクールが行うべき人事戦略とは

これからの令和の時代における”人事戦略”についてお伝えいたします。DX化やAIなどがどんどん入ってきているスクール・学習塾業界。ただいくらDX化やAI等の発達があるとは言え、この業界は「人」が中心のビジネスなので、如何に優秀な人材を長く定着させるかがポイントとなります。具体的には下記のようなテーマでお伝えいたします。

・令和時代のスクール・学習塾企業における組織の作り方、人事の在り方とは!?
・企業成長=優秀な人材の定着とは!?
・辞めさせてはいけない”優秀な人材”の定義とは!?
・優秀な人材の作り方とは!?
・優秀な人材が定着する”働き方”とは!?
・ずっとここで働きたい、働けると思わせるキャリアプランの提示とは!?
・社員の納得度の高い評価制度の作り方、活用の仕方とは!?     …etc

ご興味がある方は是非ともご参加お待ちしております。

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