『パソコンS』攻守の偏りのないパソコン教室経営のあるべき姿

2022年2月8日配信

パソコン教室経営ほど、その企業の経営陣と各教室長の性格や特長、能力が業績にそのまま反映されてしまうビジネスモデルはないのではないかと日々感じています。
売上金額や営業意識のみ強いケースでは「退会者数」と「生涯客単価」が如実に低く、市場を刈りつくした後に焼け野原のみが残る教室が生まれます。
一方で教務面=インストラクションへの意識、生徒数への意識のみ強いケースでは、「新規集客数」と「商圏範囲」「客層分布」に問題がおこり、安定した生徒数と売上の維持ができなくなります。
要するにスクールビジネスにおける「攻め」と「守り」がバランスよく要求されるのがパソコン教室経営だということです。そういう意味では「初めてのスクール経営」に向いているビジネスでもあり、そのためFCがそれなりに機能しているのでしょう。

【攻め】:マーケティング全般=販促の量(商圏範囲)と質(内容)、ターゲット客層設定、来校者への入会営業、売上金額や来校者数で測れる
【守り】:教務・インストラクション=テキストや接客、インストラクション、イベント企画などで左右され、退会者数、生涯客単価で測れる
攻守のバランスの取れた理想的なパソコン教室を数値で表現してみると、
(1)商圏範囲は地方都市の場合車で10分~20分以内(10分以内50%、それ以上50%)
(2)ターゲット客層はメイン世代が70% その他の世代が30%
(3)チラシのレスポンス率は2000~3000分の1
(4)チラシのみの反響数は全体の50%以下に抑えて販促費率を20%以下に抑える
(5)来校者の入学率は70%以上(最低ラインで50%)
(6)平均在籍期間・生涯客単価は12~36ヶ月で10万以上(20万以上は欲しい)
(7)上記を月ベースにあてはめて考えて、入退バランスを毎月+1以上にする
(8)イベント企画や物販などの売上を月謝の5~10%程度に設定しプラスの売上を確保(パソコン関連以外のグッズなどは避けた方がよい)
商圏、立地、開業年度によって変化しますが、ベースとなる発想は上記のような形になります。(各企業様ベースの微調整は個別に勉強会やコンサルティング中にご相談ください)…


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